easy going days

マイケル・ケンナ アーティストトーク

昨日、宮の森美術館での「マイケル・ケンナ アーティストトーク」に
参加してきました。
予約日に即応募しておいたので。
すぐ定員になったらしく、立ち見、更に別室でのスクリーンでの聴講席を
作ったほど。
本人を目の前にしたのは、2年くらい前かなぁ。
アップルストアでのイベントでした。

作品見たことある方は分かると思うけど、
とにかく幻想的で、それでいて力強さや穏やかさを感じさせる、
ステキな写真ばかりです。
撮影の時のエピソードとか、スクリーンで作品を紹介しながら、
色々お話ししてくれました。

一番印象に残った話は、彼がモノクロにこだわる理由かな。
上手く文章に出来ないけど(笑)、カラーだと見たままの状態で写る。
でもモノクロは、見たままではない写りをする。
(例えば赤とかが黒になるように、実際とは違う状態で写りますね??)
それが、見るものの想像をかき立てるものになる。
更に、写真を焼いてる時に、露出やコントラストを変えてみることによって、
それが更に増していく。
長時間露光もしたりして、出来上がった写真は見た目とは全然違うけど、
そのイマジネーションを生み出すのが、モノクロのいい所なんだそう。

ふ、深い………。



イマジネーションという言葉を話の中でもよく使っていたので、
彼の写真を撮る上での、本筋なんだなと思った。

これは質問コーナーでの話なんだけど、
撮影前に何かコンセプトを持って臨むのか?という質問に、
「No!」(笑)
自然相手なので、そういう物は一切持たず、その時その時で
考えて撮っているらしい。

あと、長時間露光の話の中で、なんと12時間露光することもあるらしい。
スクリーンで、満月の軌跡の写真があったんだけど、
ほぼ写真の対角を、満月の軌跡が締めてるんだけど
8時間露光したそう。
そういう時間何をしているのかとよく聞かれるらしいけど、
特に何もせず楽しいことを考えているのだそう。(笑)
忍耐も必要だ…。

被写体への感謝を忘れず、ナチュラルな気持ちで、そして楽しく、
イマジネーションを大切している、そんな自然体の彼は、
人間としても素晴らしいです。
だからこそ、ああいう素晴らしい作品が生まれるんだろうな。

で、実はこういう物をGetしてきました。
e0001086_18485046.jpg
ご本人直筆のサインです!
目の前でサインしてもらって、握手もしてもらいました。
サイン会が設定されていたらしく、美術館の書籍コーナーで写真集買った方には、
もれなく参加できるので。
実はそんな企画があるなんて知らなくて、前回写真展行ったときに買ったものとは別の
写真集が欲しかったので(割と初期の作品が載っている写真集です)、
着いてからすぐ購入したんだけど、席に案内される少し前にそういう話を
係の人がアナウンスしてたので、超ラッキー!
まあ、終わってから購入してもサインはもらえましたけどね。
ので、終了後私が前回買った写真集(これが売っている中で一番安い)をやたら買っていた
方々が…。(笑)
そりゃ、本人からサイン欲しいもんね。

今日は2期の写真展を見てきました。
日本での作品が多くなってたかな?
で、また買っちゃったんですよ〜、写真集。(笑)
「JAPAN」という写真集です。
もう、素晴らしすぎる!

この春に、ベネチアでの作品を集めた写真集が出るらしいです。
当然、Getします!
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by s_eternal | 2010-03-27 18:58 | photo | Trackback | Comments(2)
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Commented by icchiy_passage at 2010-03-28 15:59
おおォ~~ケンナ氏の直筆サイン入りの写真集♪
こりゃぁ~お宝ですね~。
ふむふむ。コンセプトなしで臨むのかぁ~~。
もっともっと計画的な撮影をしているのかと思っていた。

モノクロに拘る理由は分かる気がします。
そのままの色ではなくてそれプラスアルファが芸術性を高め、見る側の
想像力を刺激しますもんね~~。
ヒトが写っていないモノクロにもヒトの気配を感じたり。。。
Commented by s_eternal at 2010-03-28 21:03
こんばんはー!
はいはい、もう家宝にしますよ。

モノクロの話は、奥が深かったですね。
ベンチが写っている写真を例にして話してたけど、
写真を見た人がそのベンチに座って海を眺めたりしたとき
どういう気持ちになるのかとか、色んなイマジネーションを
思い浮かべるって聞いたとき、あ−、どういう気持ちで
撮るかっていうところが全然違うなぁって。
凄くヒューマン的なんですよね。
私はついつい、構図がとかあれこれ考えちゃうんだけど、
彼はそういう想像をしながら撮っているので、
良い意味でのショックを受けましたね。

写真家を離れた時の、一人に人間としても素晴らしい人だと
思ったのでした。